とりとめのない会話がつなげる、仕事と人間関係

こんにちは!

記事を書くとき、テーマが決まりさぁ執筆しようといったときに、私が一番悩むのはこの導入部分。いきなり本題に入るのもよいですが、できればワンクッションおきたいところ。 本題について説明しつつ、そこへどうつなげていくか、というところに迷います。ここを考えるだけで、かなり時間がかかっているかも。

人との会話もけっこう似たところがあります。プライベートで知り合う相手はもちろん、お仕事をするうえで関係のある人とも、少しずつ相手とのつながりを作っていきたいですよね。どうやればいいか迷うこともあるでしょう。

たとえば、はじめてお仕事をご一緒する方に、唐突に「こんにちは!さ、お仕事の話しましょう!」とはなかなか言えません。たとえ言えても、多分相手がびっくりしてしまいます。まずはお互いがどういう人なのかを知って、信頼関係があってこそお仕事の話がスムーズに進みそうですね。

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関係をつなげるときに、できると良い「雑談」

相手との信頼関係を築くとき、「とりとめのない話」いわゆる「雑談」が役に立ちます。

仕事の会話は効率重視になりがちですが、時にとりとめのない話が、意外と深い信頼関係を作るきっかけになります。こういった雑談からビジネスのアイデアが生まれるときもありそうです。

雑談には、相手と自然に距離を縮める力があります。仕事の話から離れた話題を共有することで、お互いの人間性を知るきっかけになり、信頼感が生まれます。たとえば一番シンプルな会話だと「挨拶」そして「お元気ですか/調子はどうですか」などから始まるでしょう。ここからはじめて、お互いの緊張感をやわらげ、リラックスした状態や自然なやりとりが生まれます。その結果、相手と自分の間にある距離や壁といったものが少なくなっていくでしょう。

たとえば、ちょっとした天気の話や趣味についての軽い会話からでも、相手の価値観や興味を知ることで、お互いに共感が生まれやすくなります。仕事についても、あるいは仕事以外の話題でも、「共有」をすることによって、より信頼しあえる関係性が生まれるとも言えそうです。

一見、ビジネスに関係のない話題が、相手のニーズや価値観を理解する手がかりになり、コミュニケーションがスムーズになることが多いです。何気ない場面でも協力しやすい雰囲気が作られ、その人との関係が円滑につくられていくでしょう。

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具体的にどうやってお話していくのか

雑談が重要と言われても、「さあ!雑談しましょう」といって始めるものでは当然ないわけです。また、相手から切り出してくれるのを待っても、お話がはじまるかわかりません。自分から話題を提供できればよいですが、なにを話していいやら迷うケースもあるでしょう。

おすすめなのは、誰とも共通でお話しやすい話題。

  • お天気
  • 最近のニュース(できればポジティブなもののほうが良さそう)
  • 趣味
  • 地域のお話(オフラインであれば同じ地域、オフラインであればお互いの地域について)

このあたりの話題が、聞きやすく、また答えやすいものかなと思います。 事前に、相手が公にしている情報があれば、それについて聞き、「自分に興味をもってくれているんだな」と思ってもらえるようにふるまうのもよいでしょう。私はテーマを考えるのもお話をはじめるのも苦手なほうですが、たとえばお仕事で、事前にメールなどでやりとりをしていれば「メールでのやりとりを担当していた◯◯です」と自己紹介したり、「直接お話するのははじめてですね。」「いつもすみやかな対応をしてくださって助かります」といったところからお話をしたりします。

できれば自分ばかり話すのではなく、相手の話に耳をかたむけて、次の会話へのきっかけを作るとよいですね。社外の人といきなりでは緊張する場合、ある程度関係のできている社内の人とのコミュニケーションからはじめてもいいかもしれません。

とりとめのない会話、積極的にしてみよう

このように、仕事のはじまりや合間にとりとめのない雑談をはさむことで、人間関係のクッションとなり、お仕事をする上でもよい人間関係を築く助けになりそうです。次回のミーティングでは、ぜひ「とりとめのないお話」を取り入れてみてください。ほんの一言の会話からでも、信頼関係がはじまることでしょう。