会社さんって誰だ?mgnさんという概念

おつかれさまです!さいとうです。 突然ですが、会社でのやり取りの一つを紹介します。

「会社さん!ありがとうございます!」

――はて、みんなは誰と会話しているのだろう? 今日は私がmgnに入って驚いた「会社さん」の話を聞いてください。

謎の存在「会社さん」。

かつての私は、「会社さん(さま)」と言う言葉は、取引先の「会社さん(さま)」など、相手方に対してはよく使っていました。

入社後しばらくしてからわかったのですが、mgnではその他に、自分たちの所属する「mgn」を「会社さん」と呼ぶ文化が存在しているようなのです。 お中元・お歳暮などが届いたら、「会社さん、お中元とどきました!ありがとうございます!」と、みんながお礼を言っています。 備品の購入の際も会社さんに聞いています。「会社さん、コレ(経費で)買っていいですか?」

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もちろん、そこに答えるのはCEOめがねさんなのですが…当のめがねさんも「会社さん、ありがとう!」と言っています。 一体どういうことなのだろう?

説明します。 「会社さん」これは、法人格と呼ばれるものです。では、法人格とは何でしょうか。

法人格ってなんだろう

法人格を知る前に、まずは法人について。 法人とは、日本の法律の上で「人」と同じように人格があるとみなされる組織・団体のことを言います。

法人格は、組織が法人として認められたときにその組織が持つことになります。 法人格というのは、権利能力などの主体となれるよう、法律で定められた資格なのです。

取引を行ったり、個人名義で行っていたこと――例えば、資金や商品、人材、技術などを所有することができる――等を、法人の名義で行えるようになること。それが法人です。

ちなみに、法人格には2種類あり、私達ひとりひとりの個人は、「自然人」とされ、生まれながらにこの権利能力を取得しています。私からこれ以上説明するのは難しいので(笑)、この先は気になったら調べてみてください。

会社などの法人にも「人」と同じように人格があるとみなされる。ここがポイントです。

内側から見る法人格

冒頭で私が書いた、「相手方の会社さま」について言うときには、相手の法人格を自然と認識しています。「株式会社〇〇さま」みたいな感じですね。

一方で、自分の所属する組織に法人格があるものの、内部の社員たちの認識は違います。 自分たちが内側にいるからこそ、それをひとつの人格として考えづらくなっているのかもしれません。

mgnも法人ですから、法人格があります。 mgnでは、CEOめがねさんをはじめメンバー一人ひとりが会社さんと呼ぶことでmgnの法人格をまさにひとつの人格として扱い「会社さんありがとうございます!おいしいお肉が届きました!」等、存在を認識しています。

会社さんとは自分たち一人ひとりの集まりでありながら、一つの存在として形作られています。 今は私も、お中元やお歳暮を頂いたら「会社さんありがとう」設立記念日には「会社さんおめでとう」と言うようになりました(笑)

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みんなの気持ちで形作られる特別な人、「会社さん」

私は入社時に「法人格としてのmgnはみんなの気持ちで形作られる特別な人としてどんどん成長してほしいと願っています。」と聞きました。

今あらためて考えてみると、そのとおりになっていっているのではないかな、と思います。

会社さんの形はCEOめがねさんだけではなく、メンバーそれぞれの形も合わさって日々成長しています。

  • mgnに少しずつメンバーが増え、「みんなで相談」する文化。
  • 何かを決めるとき、リーダー・まとめグループなどが自然と発足し、CEOめがねさんの最終意思決定の前に、ある程度のまとまった成果物、意見、方針などが決まっている。
  • Principleの通り、各々が自分の強みをもとに、自分の裁量を持って働いたり、相談し合ったりしながら行動している。

その結果、「mgnさん」が、CEOめがねさんひとりではなく、「メンバー全体」として、成長しているのだと思います。

最後に

今回の記事では、法人格とはなにか、そしてmgnの法人格はどのようなもので、どう成長していくのかについてお話しました。 入社当初は「法人格の成長=????」だった私も、こうして「会社さん(法人格)とその成長」と言語化できるようになりました。 これからのmgnさんがどのような形になっていくのか、そしてそれはみなさんからどのように見えるのか。この視点を持って、「会社さん」と成長していきたいです。