社内での決め事を、あらかじめまとめる。mgnの 「Committee(委員会)」について

こんにちは!

Committeeとは?

mgnは、一年半前から「Committee」を作って活動しています。 Committeeとは「委員会」のことです。メンバーの中から立候補した少数のメンバーで、社内の決め事に関する草案をあらかじめ作る役割をしています。

たとえば、Principleを決めるときには「Summary Committee」。コーポレートサイトリニューアルのときには「Corporate site Content Committee(略してCCC)」を設立し、定期的に会議を行っています。

委員会システムの発足

mgnは、基本的には「会社のことはみんなで決める」方針です。月に1度Grand Meetingと称してこういった決め事などを扱います。ただ、10数名と小規模なチームであっても、すべての人の意見を聞きながら進めるのが難しいプロジェクトもありました。その代表的なものが、Principleとコーポレートサイトのリニューアルです。

基本的に全員の意見を汲みたいので、会議中に全員で一つのテーマに対してドキュメントを作りますが、これだけでも時間がかかることなので、1回のミーティング1時間はあっという間に過ぎていきます。さらにテーマが大きければ大きいほど、月に一度のミーティングペースで取り組むことにすると、ものすごく長い期間を費やすことになります。私たちが会議をしなくてはいけないことは他にも沢山ある上、全員のスケジュールを合わせることもとても難しい。なので、取り組もうとするなら工夫が必要でした。

そこで生まれたのが、「Committee」です。3〜4人ほどの人数で構成される委員会で、主に決めなくてはいけないことを事前に話し合いまとめたり、必要であれば実際に手を動かすなどの活動が行われます。Grand Meetingでは、進捗の報告と、本当にみんなで決めたいところに絞って時間を使いました。

Summary Committeeの具体的な行動

自分たちが行動する際の指針になるものとしています。強制力はないものですが、なにかに迷った時、これからのことを考える時に助けられています。

全員で考えたもともとのアイデアを全部で9つの項目にまとめ、項目それぞれは下記のような要素で補足しました。

  • 日本語タイトル
  • 英語タイトル
  • First line:「アクション」表す文章
  • Bullet list:「考え方」「理由」を表す2−3の項目

項目ごとに大体2時間〜6時間をかけて詳細を決めて行きました。ときに4人だけでは考えが及びきらない項目については一度Grand Meetingに戻し、あらためて全員で考えるということも行いました。結果、とてもよいものが出来上がったと自信を持って言えます。

Corporate site Content Committeeの具体的な行動

これは2024年8月現在、リアルタイムで進行中。コーポレートサイトリニューアルに向けて発足した委員会です普段、お客さまのサイトリニューアルでは3ヶ月かそれ以上からの時間をかけて行っていますが、自分たちのサイトリニューアルとなると普段の業務の合間を見つけてはプロジェクトを進めることになります。すでに結構な時間がかかっていますが、こちらも良いものになると思っています!

決めることはざっと下記のような感じです。

  • コンセプト
  • 全体の構成
  • 大まかなワイヤーフレーム
  • 掲載するコンテンツの詳細
  • サイト全体の統一感を保つためのルール
  • 言葉選びについて

それぞれのステップにおいて一つずつ議論をして、アイデアをまとめていきました。

委員会のよいところ

実際に委員会活動をしてみて、よかったことがいくつもありました。

時間の節約になる

参加するメンバーが少人数のため、単純に時間の節約になります。たとえば、10人が1時間のMTGを行えば10時間ですが、4人が1時間であれば4時間。1回のミーティングですべてが終わるわけではないので、回数が重なれば重なるほど時間が節約になります。

時間の融通がきく

10人それぞれのスケジュールをあわせるのは大変むずかしいです。実際、月に1度のミーティングであっても、すべてのメンバーが参加できるわけではありません。人数が少なければ、それだけスケジュールが合わせやすくなります。もちろん頻繁にスケジュールできるわけではありませんが、比較的スムーズに集まることができています。

意見がちらばりにくい

人数が少ないメリットは意見がちらばりにくいこともあります。必ずしも散らばらないほうが良いかというとそうではないですが、少なくとも収拾がつきやすく、話も脱線しにくくなります。事前にある程度のたたきを決めておく場合には、スムーズに決まることがメリットとなります。

まとめ

mgnには、「みんなで話し合い、みんなで決める」文化があります。メンバーがだんだん増えてくるにつれ、そして決めることが大きくなるにつれ、難しい場面も多く出てきました。それを解決しようと生まれた委員会システムですが、今のところいい感じに運用できています。委員会は実現可能な範囲で決めごとのたたきを作り、最終決定をみんなで行うことで、文化を変えずにいられていると感じています。