御社、チャットツールでのDM使用率はどのくらいですか?透明なコミュニケーションについて。

おつかれさまでーす!さいとうです。今日はチャットツールについて取り上げてみようと思います。

もはやコミュニケーションに欠かせないチャットツール

「Slack」「Chatwork」「Microsoft Teams」…リモートワーク、フレックスタイム等の制度を利用している会社はもちろん、様々な企業で導入されているチャットツール。みなさんは使っていますか?同期的なコミュニケーションにも、非同期的なコミュニケーションにも、役立ちますよね。

今日はチャットツールについてお話します。「便利だよー!」から一歩踏みこんで、「チャットツールをオープンに使う」ことをテーマに記事を書きます。

DM使ってますか?

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どのチャットツールでも。おおむね「DM」は存在しますよね。色々な用途で使われています。 個人情報を多く含むもの、非公開にすべき情報の受け渡し…そういった使い方が考えられます。

DMだけではなく、チャンネルの公開・非公開が設定できるツールもあります。 mgnでは、Slackを利用していて、プロジェクトごとに公開と非公開を使いわけています。 社内に存在する部活(音楽、ゲーム、お酒…)はすべて公開で存在しています。

さて、非公開のチャンネルやDMは、あなたの組織ではどのくらい使われているでしょう。

mgnでのDM使用率

Slackを使っていると、週ごとにレポートがとどきますよね。 今週のワークスペースでは何通のメッセージが飛び交い、公開・非公開のチャンネルやDMはそれぞれ何%使用されたか?いろいろな情報があります。

mgnの場合、DMの使用率はだいたい2%から5%くらいです。非公開チャンネルがあっても、社員全員が招待されています。お客様とのお仕事の際でも、全員が参加させていただいています。基本は担当が主なやり取りを受け持ちますが、他のメンバーもプロジェクトの状況を把握できるようになっています。 特に社内のコミュニケーションチャンネルの場合は、招待漏れがあったとき「すぐ呼ぼう!!」となります。

私たちはどうしてこのようなコミュニケーションをとるかというと、「オープンな情報共有」は「心理的安全性の確保」そして「スムーズで円滑な業務遂行」につながると考えているからです。

透明なコミュニケーションと心理的安全性、情報共有の大切さ

心理的安全性とは

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心理的安全性とは、自分の意見や気持ちを安心して表現できる状態のことです。笑われたり、否定されることを恐れて発言できなくなる状態は、ドキドキして発言しにくかったりしますよね。 自分の知らないことを知らない場所でやりとりされていると、自分の気持ちを発言してもなにか言われているのではないか。と疑心暗鬼につながることもありますよね。

「ほとんどがオープンで、みんな同じ情報を共有されている」という共通認識のもと、透明なコミュニケーションがなされていると、「自分のいないところでの会話」がとても少なくなります。 その上でチームとしてコミュニケーションを取ることで、「自分も発言していいんだ」「安全に発言ができる」と思える土壌が形成されていきます。

十分な情報共有

やりとりがDM・限られたプライベートチャットで行われていると、まずは全員に情報が行き渡りません。 自分がメンバーにいないチャンネルや、当然のことながらDMでも、検索では出てきません。

たとえば、「ある事務手続きについて知りたい」と思っていても、不透明な状態ではこのようなことが起こります。

  • 検索に情報がひっかからない
  • みんなに見える場所で聞くのははばかられる
  • 仲のいい同僚や詳しい人に聞く

この繰り返しではナレッジの共有が行われず、結果「何度も同じやり取りが繰り返される」こととなります。 困り事があっても誰に聞けばよいかわからず、自分の話しやすい人に聞いてしまうことってありますよね。

みんなが見えるところでやり取りを行っていると、各々に情報がシェアされるため、同じやり取りをする手間が省けます。 mgnでは、業務上つまづいたところ・わからないことを気軽に聞ける専用チャンネルや、経費で買うものを申請するチャンネル、会計専門チャンネルなどがあります。 業務上のナレッジや、事務手続きなどは、こういったチャンネルに情報が集約されているので、検索するときも簡単に答えが見つかることが多いです。

最後に:すぐに行うのは難しいが、チャレンジする価値がある

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心理的安全性の確保という観点から、オープンで風通しのよいコミュニケーションは重要です。 すぐには難しいかもしれません。私たちも、不十分な部分は多々あり、問題に直面することがあります。 それに、極少人数の密なコミュニケーションがある上では、「あ、あの件どうなってる?」と聞けば良いところ、オープンな情報共有の場合には前もって状況説明が必要、などのコミュニケーションコストもかかります。

それでも、私たちが透明なコミュニケーションを選ぶのは、その先にある安全安心かつスムーズな情報共有ができる環境を良しとしているからです。いつでもどこでも、たとえば入社したばかりの方でも、「自分が意見を言ってもいいんだ」と思えて、必要な情報にはだれもがアクセスできる。そうなっていくことで、メンバー全員がどんどんスムーズに働いていけるのではないかと思います。